お蔭さまで CCCは10年を迎えることができました。

前身は、静岡市がコンテンツビジネスを戦略産業にしたいと「しずおかコンテンツバレー推進コンソーシアム」を発足し、旧青葉小学校の教室を活用したインキュベーションセンターとしてスタートしました。

その後、七間町に移転して「静岡市文化・クリエイティブ産業振興センター (CCC)」がスタート。 ギャラリーでの展示会やセミナーでクリエーター支援を続けています。

静岡には優秀なクリエーターがたくさんいます。ただ、それぞれがいわば一匹狼として活動され組織的なつながりがありませんでした。そこでCCCではHUBクリエーター制度を作りクリエーターの仲間づくりを進めてきました。 10年が経ちクリエーターの数は250人を超えました。

また、これまではギャラリー展示やセミナー企画は固定されたディレクターにお願いをしてきました。しかし、HUBクリエーターも増えたことから昨年、オープンでの企画提案制に切り替えました。2025年度の企画募集では40件の企画が寄せられました。特に海外で活躍されているクリエーターと連携した展示企画も多く、応募された中から4件を採用して提案者にディレクターを依頼しました。今年は静岡市内のクリエーター作品だけでなく海外で活躍される最先端のアーティスト作品も多く展示が予定されています。

また、パフォーミングアーツ部門では昨年度、静岡市に新たなフェス「FRONTIER FESTIVAL」を起ち上げ各国のアーティストも参加してパフォーマンスを披露してくれました。

今、クリエーターやアーティストの中で静岡市は注目を浴びており、クリエイティブ産業は確実に伸びています。一方で、未来のクリエーターや社会に出て創造的な発想ができるよう子どもや若者向けセミナーも多く開催しています。

CCCは10年を迎え、展示やセミナー、運営方法、クリエーター連携など、新たな一歩を踏み出す第2フェーズに入っています。どうぞご期待下さい。

CCC 静岡市文化・クリエイティブ産業振興センター
センター長　池田恵一