静岡市文化・クリエイティブ産業振興センター(CCC)

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Achievement 2024年度の実績

パフォーミングアーツ/イベント等

2025/3/21、22、23、2025/3/21~3/30  

CCC フロンティアフェスティバル

事業概要

期間(時期)

メイン事業:2025年3月21日(金)、22日(土)、23日(日)              関連事業:2025年3月21日(金)~3月30日(日) 

内容

「まちは劇場」のコンセプトに呼応し、静岡市中心市街地の賑わい創出を目的としたフェスティバルが開催されました。本イベントは、パフォーマンスのみに特化した従来のフェスティバルとは異なり、アート、デザインなど幅広いクリエイティブ領域を網羅。市内の店舗や施設を舞台に展開される、新たなベクトルのアートフェスとなりました。

 

本フェスティバルの大きな特徴は、その多彩なプログラム構成にあります。 辺境のアーティストが集う「解放区」、静岡から世界を目指す「静岡クリサポ」、ジャンルを超えた協創の場「交感区」、初舞台を応援する「育成区」など、多様なステージが用意されました。

 

さらに、国内外のゲストアーティストによる公演や、海外フェスのディレクターを招いてのトークショーおよびラウンドテーブル、ドイツと日本をオンラインで結ぶ「辺境deダンスクリエイション」、CCCの楽校受講生による「ソーシャルデザイン事業」、そして「なんだこれ?!大プレゼン大会」など、多角的なアプローチで表現の可能性が追求されました。

 

事業の個別プログラムは公募型を基本とし、意欲ある市民やパフォーマーに広く挑戦の場を創出しました。

 

また、メインプログラムに加え、関連事業として「辺境deアート(市内7店舗)」「街カル(市内12店舗)」「クリエーターズコレクション at CCC」なども展開されました。制作・出演・出展に関わったクリエーターおよび市民は100名を超え、協力会場は30か所以上にのぼるなど、地域と一体となって新たな価値を創造する大規模なプログラムとなりました。

開催場所

CCC、 ARTIEアートガーデン、ARTIEアンドチル、あそVIVA劇場、葵スクエア、札の辻ほか

参加者数(概算)

アルティエ会場:2,580名、CCC会場:1,112名、大道芸エリア:1,000名、SHIRACO WORLD:200名、あそVIVA劇場:80名     

合計:4,972名

参加クリエーター

○メインプログラム
Karala Kracht、山口隼人、SHIRACO WORLD、徐開炫、Jong-yeoun-yoon、シル、LayLay、YuinPubit、クロノスタシス、あくびがうつる すみたに、oya-plus-STAR-
motherhood(佐野清加、西紗代子、ママの部活動)、河合隆汰、Co.SCOoPP×大島利浩、RasaMasala、6月のきりん、秋山実優、和菓子屋山田、ONE Day dream、辺境deダンスクリエイションメンバー(秋山実優、有泉汐織、大石美亜、今野ゆうひ、西出一葉、鈴木尚子)、鈴木楓、島田汐華、ペトロ&ヨゼフ、満井亜里紗、佐藤剛史、ZilL、野口竜平、吉原和音、CCCの楽校修了生&C-mate
○辺境deアート/白砂勝敏、加藤亜美、堀園美、磯崎えり奈、綵神光途、朝倉広美、BACCO、荒木佑介、宮野拓
○ARTバル/富田貴智、jiro、アトリエSKY、富山竜一、Mitsu Ishikawa、綵神光途、Anna、池田仁、Zahiraさち、鈴木啓子、MAHINA、kota yamamoto、ふじたともこ、Kawaiann paint KAN、難波意匠堂
○運営系/甲賀雅章、餘目哲(あまる)、伊藤允彦、田中朗、深野裕士、ふじたともこ、伊藤一輝、 樋口加奈、加藤亜実
○バナナクルー(年間ボランティア)/宮本学、宗野吉利、Georage Tsai

※敬称略

協力等

ARTバルin SHIZUOKA実行委員会、街カル実行委員会                             辺境deアート協力(haka,服部蒲鉾店、パブリックマルシェ、すごせる居酒屋MUGI、アンジュールマルシェ、しずおかのひみつ、リアルフードマーケットあくつ)  

総括など

本フェスティバルは、様々な要素とアイデア、事業プログラムを有機的に関連付けることで、国内では類を見ない「アート+パフォーミングアーツ」のクリエイティブフェスとして誕生し、新たな価値創造を実現しました。

 

開催2日間の参加者数は概算で5,000名弱に達し、街の賑わい創出に大きく寄与しました。特にメイン会場の一つである七間町のアルティエは、連日多くの来場者で活況を呈しました。

 

「辺境」というテーマへの共感は強く、些少なギャラにもかかわらず海外から来日するパフォーマーもいたほか、県内のママさんパフォーマーやアーティストにも活躍の場を提供したことで、ファミリー層の参加も促進されました。このように新たな舞台を創出したことが、様々な相乗効果を生み出しました。

 

地域経済への効果も見られました。「辺境deアート」では、店舗とクリエーターのコラボレーションにより、参加店から「これまでの顧客層とは異なる層が来店した」との声が挙がるなど、新しい客の流れを作り出し、経済活性化へのきっかけづくりを推進しました。

 

運営面では、ビジュアル・デザインワークの公募や、HUB登録者・CCCの楽校卒業生によるスタッフ参加など、多くのクリエーターが関与し、まさに「クリエーターのお祭り」となりました。また、初めて舞台に立つ市民へのサポートや、参加型インスタレーション「SHIRACO WORLD」の実施など、多くの市民に開かれた事業としても機能しました。

 

公募プログラム「解放区」には海外10組を含む19組の応募があり、交通費やギャラの支給がない条件ながらも、新しいフェスへの期待の高さがうかがえました。新たな活躍の場を求めるパフォーマーに対し、表現の場ときっかけを提供できたと言えます。

 

広報面では、多岐にわたる媒体での告知に加え、静岡新聞での3日連続掲載やテレビ報道もなされ、CCCの認知度向上およびPRにも大きく寄与しました。

 

クロノスタシス

山口隼人氏

CCCの楽校でも事業参加

SHIRAKO WORLD

アーティスト交感区

アーティスト育成区

6月のきりん

CoSCOoPP×大島利浩

KarlaKracht

Laylay

ONEDaydream

RasaMasala

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