静岡市文化・クリエイティブ産業振興センター(CCC)

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Creator’s Reportクリエーターズリポート

#25アーティスト
Ryo

色が語る、僕の世界。
丁寧に、ときに大胆に描く。
全ての絵が下描きなしの一発描き。

RYO’s CHANNEL

僕は、小さな頃から絵を描くことが好きだった。
母子家庭育ちで祖父と祖母も働き詰めの毎日だったので、会話の相手は画材だった。画用紙は僕に無限大の可能性を示してくれるし、筆は僕の描きたいモノを確実に表現してくれた。
だけど、小学生の頃一個上の先輩に「お前、絵下手だな」と言われて絵を描くことを辞めてしまった。それからの人生、僕はなんとなく運動部に入り、なんとなく大学に入り、なんとなく人生を重ねてきてしまった。

そんな僕の人生を変えたのがシェアハウスでの暮らしだった。僕が、それこそなんとなくノートに描いた落書きをみた同居人が「これ、すごくいい」と褒めてくれた。僕は、その言葉がとても嬉しかった。それまで、なんとなく過ごしてきた一日一日が色めき立った。
新しい画材を買った。絵を通して新しい友達もできた。展覧会を企画すると喜んでくれる人も現れた。僕の人生は25歳を越えて絵に変えられた。これからも誰かの心に寄り添える絵を描き続けていきたい。今日もまた、僕は丁寧に絵を描き続ける。


RYO’s CHANNEL
会 期:2025年5月17(土) ~6月15日(日)
時 間:10:00-21:00(最終入館20:30)
※月曜休館・入場無料 
会 場:CCC1Fギャラリー
主 催:静岡市文化・クリエイティブ産業振興センター(CCC)

Creator’s Introduce
アーティスト
Ryo

1993年8月31日生まれ。 シェアハウスで暮らしていた頃、ハウスメイトに絵を褒められたことがきっかけでアーティスト活動を始める。 作品はいつも、どこか賑やかで温かみのある雰囲気に仕上がるのが特徴。コピックやパステル、水彩など、さまざまな画材を使いながら表現を広げてきた。2024年からはシルクスクリーンにも挑戦し、新たな表現の可能性を探っている。

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