なぜ世界は平和にならないのか?争いごとはなくならないのか。
異なる価値観が交わることはできないのか?
「様々な個性を認め合い、活かしあえる平和な世の中になってほしい」と思う母としての願い。
もし、様々な価値観が融合できたら、今まで気づかなかった世界に気づけたり、これまで想像もしなかった発想が生まれて、明るい未来が描けたりしないだろうか。
そんな想いを背景に、この「PLUS+展」という企画が生まれました。
今回の企画では、色々な国の様々な素材や手法を持つ日本、台湾、UK、アメリカのアーティスト6人が、最初ははがきサイズだった作品を、リレー形式で回していきながら、手を加え、6つの大きな作品に仕上げていきます。自分の創った作品が次のアーティストの作品になるために改変されるかもしれないし、前者の作品から何を受け取り、どう組み込んで行くのかは受け取り手の自由です。 それぞれの「責任、尊敬、自由、創造的なエネルギー」がリレーされるごとに加わります。もちろん、だからこそ生まれる葛藤もあります。そういった過程もこの「PLUS+」展を通じて伝えたい大切な要素です。
これまでの作品の変化を見ていますが、途中で全く別の形に生まれ変わったり、前作品から受けとったメッセージから、新たなストーリーが生まれたりして、毎回驚き、感心しています。アーティストの皆さんも「自分の想像を超えた発想を加えられてワクワクした」「最初に思い描いた通りの作品にならないのが『人生』のようだ」「葛藤は素晴らしいものが生まれる前の良いサイン」等、色々な事を感じながら作品を創っています。
多様性の社会には、これまで無意識に培ってきた自分の価値観が侵される側面もあります。でも思い切って多様な価値観と向き合えば、見える世界が広がり、そこに共通する想いに気づき、新しいものが生まれます。今この企画をコーディネートさせていただきながら、それを実感しています。
<このコーナーは個人の見解リポートです>

「PLUS+」展 企画・コーディネート担当
EQ絵本講師®
南部玲子(なんぶれいこ)
東京在住。どんな人も個性を認め合える多様性のある豊かな未来を創っていきたい。創造力や想像力を育て、平和な未来を次世代に残したい。アートや絵本にはそれを実現できる力があると信じ、各種講座やイベントを企画・開催している。