#15詩人
たいいりょう
この展覧会は、詩と絵画という全く異なる芸術ジャンルがコラボレーションして行われる企画です。
目で作品を見るのではく、心と心を通わせて、何かを感じていただきたいと思っています。
私は、毎晩、夢を見ます。夢には、すでに亡くなった人物やまだご存命の方、自然の動植物、正体不明の光など、様々なものが現れます。私は、この世界を「あの世」と呼んでいます。私は、眠っている間、「あの世」に戻っているのです。
私には、療育施設に入所している息子がいます。実は、それ以外にも、この世に産まれてこなかった娘がいました。ある晩、私は夢で、この娘「あの子」と再会しました。私の詩は、私が書いているのではなく、「あの子」が私に書かせているのです。私が尊敬する画家 中川一政は、かつて「我は木偶なり 使われて踊るなり」という言葉を残しました。私の詩作も山本さんとの出会いも、まさに、この言葉の通りで、私の力の及ぶところではありません。宇宙の大いなる力に心を通わせるとき、思いもよらない素晴らしい芸術作品が生まれるのです。
さて、この展覧会は、私が山本薫夫さんの《景色》に感銘を受け、運命的な出会いのもと、私も同じ題名の詩「景色」を書いて、出来上がりました。きっと、「あの子」が、私と山本さんとを結びつけてくれたのでしょう。
この展覧会は、詩と絵画という全く異なる芸術ジャンルがコラボレーションして行われる企画です。目で作品を見るのではく、心と心を通わせて、何かを感じていただきたいと思っています。
CCC公募展入選者展覧会 たいいりょう 山本薫夫 『ふたつの景色』
2022.12.25までCCC2階ギャラリーにて開催
Creator’s Introduce
詩人
たいいりょう
私は、毎晩、夢を見ます。夢には、すでに亡くなった人物やまだご存命の方、自然の動植物、正体不明の光など、様々なものが現れます。私は、この世界を「あの世」と呼んでいます。私は、眠っている間、「あの世」に戻っているのです。
クリエーターページへ