静岡市文化・クリエイティブ産業振興センター(CCC)

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Exhibition / Event展示会・イベント情報

開催中 ワークショップ

現代演劇 演出ワークショップ(キャンセル待ち受付中)

参加者募集!
ドキュメンタリー演劇の手法を通して演出を学びます。
既存のテキストやドラマは使用せずに、自らのリサーチを通して演劇を立ち上げます。

CCCでは、このたび演劇における演出を改めて考えるワークショップを開催します。演劇は社会を映し出す鏡として古代から行われてきました。それでは現代社会はどのように演劇として立ち上げることができるのでしょう。複雑さを増す社会を表現するために演出は何ができるのか。講師の演出家和田ながらさんと共にドキュメンタリー演劇というポストドラマ的な手法を通して、演出をじっくり学ぶ機会となります。

この成果はCCC主催パフォーマンス・フェスティバル「OUR FESTIVAL SHZUOKA 2024」で発表する予定です。

[ 活動スケジュール ]
ガイダンス 8月27日(日) 18:00 – 19:30 
WS1 10月28日(土) 13:00 – 18:00、29日(日) 10:00 – 16:00
WS2 12月2日(土) 13:00 – 21:00、3日(日) 10:00 – 16:00 
WS3 1月20日(土) 13:00 – 21:00、21日(日) 10:00 – 16:00 

WSの具体的な内容は座学、ディスカッション、リサーチ、試演などになりますが、参加者の経験を鑑みて調整し、ガイダンスでお伝えいたします。
※ガイダンスはオンライン開催
※WS会場は静岡市中心市街地
※10/28は終了後交流会を開催。(任意)
※ WS中は適宜休憩をとります。
※ WS当日に演劇公演があれば観劇する計画もあります。

[ 参加対象 ]
演出家、俳優、舞台関係者、学生、演出に興味のある方
※人間と日常や社会、環境などとの関係に関心がある人でしたら、学びとなるワークショップを行います。必ずしも演出を目指す方でなくても参加可能です。
※ 経験は問いませんが、意欲は必要です。
※ 参加人数は10名以内を予定しています。(先着順)

[ 応募条件 ]
・自己紹介と応募への意気込みを作文し提出してください。(400〜600文字程度)
・静岡市在住および出身、あるいは勤務地、静岡市で公演などを経験している方
・高校生以上(高校生は親の同意が必要)
・WS期間中、主催側が提示する差別やハラスメントの防止ガイドラインを遵守すること
・講師和田ながらさんの共同演出した作品『「さようなら、ご成功を祈ります」(中略)演説『カーストの絶滅』への応答』 を事前に視聴してください。
国際交流基金「STAGE BEYOND BORDERS」サイト
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/goodbye-and-good-wishes-for-your-success-a-response-to-annihilation-of-caste/

応募締切 8月10日(木) 23:50

ただいまキャンセル待ち受付中!!

[ 講師プロフィール ]

和田ながら(わだ・ながら)
京都造形芸術大学芸術学部映像・舞台芸術学科卒業、同大学大学院芸術研究科修士課程修了。2011年2月に自身のユニット「したため」を立ち上げ、京都を拠点に演出家として活動を始める。主な作品に、作家・多和田葉子の初期作品を舞台化した『文字移植』、妊娠・出産を未経験者たちが演じる『擬娩』など。美術、写真、音楽、建築など異なる領域のアーティストとも共同作業を行う。2018年より多角的アートスペース・UrBANGUILDのブッキングスタッフとして「3CASTS」を企画。2019年より地図にまつわるリサーチプロジェクト「わたしたちのフリーハンドなアトラス」始動。NPO法人京都舞台芸術協会理事長。

和田ながらさんからのメッセージ
わたしは演出家です。誰かが書いたテキストから上演をつくることと、誰かの記憶や経験から上演をつくること、このふたつの方法を反復横跳びするように作品づくりに取り組んできました。今回のワークショップでは、後者のほう、誰かの記憶や経験から上演をつくる、に思い切り重心をおいてみようと思います。とはいえこれまで自己流の手びねりでやってきたもので、体系だてて教えられる自信はさっぱりありません。教えるというよりもむしろ、この方法がどのように難しいのか、参加者のみなさんと悩むなかで、言葉や演技や虚構について、つまり、演劇とはなにかについて一緒に考えてみたいと思います。

しかしそもそも、演出の仕事ってなんなんでしょう。ひとまずわたしの今の回答は「見ること」です。世界をどう見るかが試される仕事。ただし、ワークショップを通じてこの回答は変わるかもしれません。人と関わりみずからが変容していくこともまた、演出の重要な仕事なのです。

したため#8『擬娩』 撮影:宇田川俊之(上記写真2枚)

したため#8『擬娩』のレビューおよび和田ながらさんのエッセイの紹介
artscapeレビュー2023年03月15日号|したため#8『擬娩』|高嶋慈
>> https://artscape.jp/report/review/10183415_1735.html
ロームシアター京都|Spin-Off|ASSEMBLY
『ASSEMBLY』の前で『擬娩』を上演する|和田ながら
>> https://rohmtheatrekyoto.jp/archives/assembly-nagara-wada/

ハラスメント等のガイドライン
静岡市文化・クリエイティブ産業振興センターの主催する現代演劇演出ワークショップは、他者への尊重を前提とし、安心して創作活動で力を発揮できるように、ガイドラインに則って運営されます。

● 差別やハラスメントの禁止
・セクシャルハラスメント、パワーハラスメント等の禁止。
・国籍、人種、信条、信仰、ジェンダー、性的指向、嗜好、身体的特徴等を理由に非難、侮辱、排除する等、差別的な扱いをしないこと。
差別・ハラスメントをしないように、参加する一人ひとりがお互いを尊重しあってプログラムに参加してください。

● 他者の権利の侵害の禁止
ワークショップ中に知り得た個人情報やアイデアなどを本人に断りなく外部に発信することを禁止します。

● 敬称の使用について
本人が呼んでほしい名前がある場合はその希望を尊重します。
フラットな関係性でワークショップが行えるように配慮をお願いします。

● SNS等での情報発信について
ワークショップに参加しているご自身のことをSNSで発信することは可能です。
講師や他参加者に関する情報、画像を投稿する場合は、その本人に了承を得てください。また、個人を特定しうる情報が入っている場合も同様です。

このガイドラインを守れない場合は、主催者側の判断で参加継続をお断りする場合もございます。
ワークショップのより良い環境づくりが充実した創作活動に欠かせません。ガイドラインの遵守をお願いいたします。
(2023年5月15日付)

現代演劇 演出ワークショップ

[ 事業担当者 ]
柚木康裕(ゆのきやすひろ)
静岡市文化・クリエイティブ産業振興センター パフォーミングアーツ・プロデューサー
CCCの事業では、パフォーマンス・フェスティバル「OUR FESTIVAL SHIZUOKA」のフェスティバル・ディレクターを務め、演劇創作プロジェクト『わが星』や市民参加型創作舞台『seven elephants biring happiness』などの公演も手掛けてきた。またパフォーマーの創作環境向上を考える対話イベント「パフォーミングアーツ・ダイアログス」など公演以外の取り組みも企画運営している。

[ 広報協力 ]
静岡市のパフォーミングアーツ情報交流サイト「cocommons」
https://cocommons.com

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