静岡市文化・クリエイティブ産業振興センター(CCC)

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Exhibition / Event展示会・イベント情報

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「OUR FESTIVAL SHIZUOKA 2022」関連イベント
パフォーミングアーツ・ダイアログス シーズン2 シンポジウム
「職業としてのパフォーミングアーツ 〜 地方で探る持続可能な創作環境〜」

日 時:2022年3月8日(火) 19:00 – 21:00 (開場18:45)
場 所:オンライン配信(YouTube)
登壇者:田中未知子(瀬戸内サーカスファクトリー代表)
    浅井信好(月灯りの移動劇場主宰、ダンサー)
    谷口界(サーカスアーティスト)
    岡部莉奈(一輪車アーティスト)
司 会:柚木康裕(CCCパフォーミングアーツ・コーディネーター)
申し込み:要予約
こちらのお申込みフォームよりお申込み下さい。
開催日1週間前までに当日の参加URLをお送りいたします。


[ コンテンツ ]

趣旨説明)柚木
発表1) 香川県高松市から世界へ 田中未知子
発表2) 愛知県名古屋市 – 地方中核都市での創作 浅井信好
発表3) 地方在住パフォーマーのリアル 
    1)谷口界(香川県観音寺市)
    2)岡部莉奈(北海道札幌市)
– 休憩 –
ディスカッション)田中、浅井、谷口、岡部、柚木
質疑応答
終了


パフォーミングアーツ・ダイアログス(PAD)は昨年度から始まったパフォーミングアーツの持続可能な活動環境作りを考える対話型イベントです。新型コロナウイルス感染症拡大により、文化芸術も多くの困難に直面してきました。そのような現状であってもなお充実した表現活動を継続させるためには何が必要でしょうか。そのような問いを多くの人たちと一緒に思考を重ね、それぞれの実践に結びつけていきたいと考えています。

昨年度は「職業としてのパフォーミングアーツを考える」として、プロ/アマや専業/兼業複業という対比から持続可能性をめぐる対話を重ねました。今年度は昨年度を継承しつつ、シーズンテーマとして「our festival – 私たちのフェスティバルを考える」としました。コロナ禍にあって「密」を避けなければならない状況は「フェスティバル」の再考も求められています。生活様式の変化から日常の過ごし方が見直されている昨今、表現活動もフェスティバルに非日常を期待するだけでなく、日常性を更新できるような取り組みが求められているのかもしれません。

今年度最後のPADは「職業としてのパフォーミングアーツを考える」を改めて考える機会とし、「地方で充実した創作活動を続けるには」というテーマを掲げて開催いたします。登壇者には香川県高松市を拠点に精力的に活動を続ける瀬戸内サーカスファクトリー代表田中未知子さん。名古屋で月灯りの移動劇場を主宰する浅野信好さん、東京から香川に移住した経験豊富なサーカスアーティスト谷口界さん、北海道在住、注目の一輪車アーティスト岡部莉奈さんの4名。それぞれが感じる地方在住という可能性から、どのようなパフォーミングアーツの職業像が浮かび上がるのか。ご注目ください。


[ 出演者 プロフィール ]

○田中 未知子(たなか・みちこ)
<瀬戸内サーカスファクトリー代表 / アーティスティック・ディレクター>
北海道出身。新聞社事業局で勤務していた2004年、フランス現代サーカスの招聘に携わり、サーカスアーティストたちの「身体いっぽんで生き抜く」その生き方に衝撃を受ける。数年後、プロデュースの専門家になるために退職、渡仏。2009年に日本初の現代サーカス専門書「サーカスに逢いたい~アートになったフランスサーカス~」を出版。越後妻有大地の芸術祭、瀬戸内国際芸術祭2010のパフォーミングアーツ担当をつとめる。2011年に「瀬戸内サーカスファクトリー」の活動を始め、2014年一般社団法人化。香川を拠点に全国で作品を創作・発表、人材育成にも取り組み、2017年にはアジア初となる「シルコストラーダ」(EU認定の国際サーカスネットワーク)正規メンバーに承認される。

○浅井信好(あさい・のぶよし)
<演出・振付・ダンサー>
1997年〜2005年までストリートダンサーとして活動。SMAP、サカナクション、中村佳穂などの振付を担当。2006年〜2011年まで山海塾に所属。2010年にポーラ美術財団在外研修員としてベルリンへ派遣。2011年に文化庁新進芸術家海外研修制度在外研修員としてイスラエルのバットシェバ舞踊団へ派遣。2012年〜2015年までパリを拠点にPIERRE MIROIRの芸術監督を務める。これまでにアルテ・ラグナ国際アートアワード 、グッドデザイン賞など受賞。
パリファッションウィーク2021春夏コレクションにて、Ziggy Chenとのコラボレーション作品『Dividing Line Between』を発表。
その他、ファッションブランド(NIKE 、Levis 、Cote et Ciel、PIGALLE、Yohji Yamamotao、Enföld 、beautiful people等)への作品提供や振付を行う。東信 (フラワーアーティスト)、山本基 (現代美術家)、故 山口小夜子(モデル)、中村達也(ドラム奏者)、渋谷慶一郎(作曲家)、石若駿(打楽器奏者)などとのコラボレーション作品も発表。
ダンサーとして、ダミアン・ジャレ+名和晃平 『VESSEL』、ナセラ・ベラザ 『La Travers』、スー・ヒーリー『ON VIEW PANORAMA』らの作品に参加。近年では、フランス、ドイツの共同番組ARTE『MOVE』にて舞踏家として、ドキュメンタリー番組で特集される。
2015年より名古屋を創作拠点に《月灯りの移動劇場》を主宰。2017年より《ダンスハウス黄金4422》の代表。現在、名古屋芸術大学舞台芸術領域専任講師を務める。(720文字)

○谷口界(たにぐち・かい)
<アクロバット・ダンス/シルホイール>
1987年京都生まれ サーカスアーティスト。沢入国際サーカス学校出身。ジャグラーhachiroとのサーカスユニット、ホワイトアスパラガスとしても活動。これまでに、ながめくらしつ/小池博史BP『風の又三郎』森山開次『サーカス』等に出演。フィールドに縛られない、独自の発想で、サーカス的身体の可能性を追求している。2020年度瀬戸内サーカスファクトリー・アソシエイト・アーティスト。

○岡部莉奈(おかべ・りな)
<一輪車>
一輪車アーティスト。小学2年生の時、一輪車演技に魅了され一輪車の世界へ。大学時代に現代サーカスと出会い、表現者としての一輪車活動を始める。主な出演は、2016〜2018年空知遊覧、2018年越後妻有大地の芸術祭、青森県立美術館 舞台芸術企画アレコ2018などである。一方で、全日本一輪車競技大会や一輪車国際大会Unicon19への出場を経て、一輪車団体UCフロンティア札幌の監督も務める
芸術として存在する一輪車の開拓を目指し活動をしている。

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